秋田県総合食品研究所 ARIF
応用発酵・酵素・微生物グループ

 

 地域が永年に亘って育んだ発酵技術をベースに科学的なアプローチから酵素・微生物による秋田発の新たな産業シーズを探っています。
 
●世界初!麹菌にDNAトランスポゾン
 1  銅イオンあるいは高温のストレス負荷をすることで、麹菌のみならず糸状菌においてDNAトランスポゾンとよばれる遺伝子転移(Crawlerと命名しました)が起こることを明らかにしました。「非組換え」の遺伝子改変技術であるこの手法を用いて、色が白い・機能性成分をたくさん作るなどの優良な麹菌を選抜すべく取り組んでいます。

 2 Gene TaggingというCrawlerを目印として見つけることができる手法を用いて、醸造現場で長年蓄積されてきた重要な遺伝子を明らかにしようと取り組んでいます。

●製粉工場から見出した菌から生澱粉分解酵素
 1  生澱粉分解酵素(RSA)はα化などの加熱処理を経ることなく澱粉粒本来の特徴を保持しながら糊化及び老化特性などの改変が出来るだけでなく、澱粉粒に孔を開けることから味や香りなどの分子を包接によって保持する機能が期待されています。現在、県内の製粉工場からRSAを産生する菌を数株分離し、酵素処理澱粉の調製・特性解析などの応用研究を進めるとともに酵素製剤などへの実用化に取り組んでいます。       
 

 
                              【麹菌 crawler


                   【RSAで孔の開いた澱粉】

 

●研究課題

 ●県産農水産物の新規需要を開拓するための加工技術の開発

 ●県産食材の生理機能性を活用した高齢者向け食品の開発

 ●白神微生物バンクの有効利用に関する研究

 ●麹菌等の高度利用化技術の開発
   −新規分子育種法の醸造食品及び新規発酵産業への応用− 


スタッフ
グループリーダー   主任研究員 金子 隆宏
  主任研究員 小笠原 博信
主任研究員 渡辺 隆幸
主任研究員 木村 貴一

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